シンガポールRIETがJ_RIETより優れている理由

シンガポールREIT不動産投資信託)が日本のREITより優れている点は、以下のようなものがあります。

  1. 高い収益性:シンガポールREITは、高い賃貸収入と良好なキャピタル・ゲイン(資産価値の上昇)により、投資家に高い収益を提供しています。これは、シンガポールの物件市場が成長し続けているためです。

  2. 多様な物件タイプ:シンガポールREITには、オフィスビル、ショッピングモール、ホテル、医療施設など、多様な物件タイプがあります。これにより、投資家はポートフォリオを多様化し、リスクを分散することができます。

  3. 良好な規制環境:シンガポールは、透明性の高い法制度と規制環境を持っているため、投資家にとって安心で信頼できる市場です。また、REITに関する法律や規制も充実しており、投資家の保護を強化しています。

  4. 高いインカム・ディストリビューションシンガポールREITは、法律により、90%以上の利益を投資家に還元することが求められています。これにより、投資家は高い配当利回りを得ることができます。

ただし、シンガポールREITには、日本のREITと同様にリスクも存在します。不動産市場の変動や金利の変動など、市場の状況によって収益が変動する可能性があるため、投資家はリスクを理解し、適切な投資判断を行う必要があります。

 
User
 
 
 
 

第6回 インドと結びつきが強いオーラムグループに注目

おはようございます。シンガポール株マニアです。

今日はインドで事業展開し業績をのばしているシンガポールのオーラムグループについてお話します。

オーラムグループは、多様な産業分野に進出しており、以下のような事業を展開しています。

  1. 鉄鋼事業:インドで最大手の鉄鋼メーカーであり、高品質の鉄鉱石や石炭を自社で調達し、鉄鋼製品を生産しています。

  2. 石油・天然ガス事業:インド国内での石油・天然ガスの探査・生産・販売を行っており、海外でも投資を進めています。

  3. 電力事業:石炭火力発電や風力発電太陽光発電など、さまざまな発電方法による電力を供給しています。

  4. 金属鉱業事業:銅、鉛、亜鉛などの鉱物の採掘・精錬を行っており、インドをはじめとするアジア諸国で事業を展開しています。

  5. 化学事業:塩素・アルカリ製品、フェノール樹脂、塗料・インクなどの化学品の製造・販売を行っています。

  6. 建材事業:セメント、ガラスなどの建材の生産・販売を行っています。

  7. 金融事業:証券、保険、銀行、アセットマネジメントなどの金融サービスを提供しています。

以上のように、オーラムグループは、多様な産業分野で事業を展開しており、インドの経済発展に大きく貢献しています。

オーラムグループは、日本の商社とも関係を持っています。

具体的には、三菱商事とのパートナーシップを通じて、鉄鉱石の輸入や鉄鋼の生産に関するビジネスを行っています。

また、伊藤忠商事とも協力関係にあり、石油・天然ガスなどの分野で取引をしています。

さらに、日本の鉄鋼業界においても、オーラムグループとの取引は重要な役割を果たしています。オーラムグループは、日本の鉄鋼メーカーから高品質の原材料を調達することで、鉄鋼製品の生産を支援しています。一方、日本の鉄鋼メーカーは、オーラムグループが展開するインドにおける鉄鋼事業にも関心を寄せています。

このように、オーラムグループと日本の商社、鉄鋼メーカーとの間には、お互いに利益を得られるビジネスパートナーシップが築かれています。

第5回 キャピタランドインベストメントの投資妙味を紹介

習近平主席の続投が続き、中国人の富裕層や起業家たちがシンガポールへ移住する動きが加速しました。また各国の富裕層がシンガポールに移住するため今後も需要が堅調に続くと思われます。

そこでシンガポールで不動産を展開する代表企業キャピタランドインベストメントついて紹介します。

キャピタランドインベストメントは、シンガポールに本拠を置く不動産開発および投資会社であり、主にアジア太平洋地域における不動産開発・投資事業に関与しています。

中国の富裕層は、過去数十年にわたって著しい経済成長を遂げ、その一部は不動産に投資して資産を増やしてきました。

そのため、キャピタランドインベストメントは中国人富裕層との関係を重視し、彼らからの資金調達や不動産投資の機会を追求しています。

具体的には、キャピタランドインベストメントは、上海や北京、広州などの主要都市で不動産プロジェクトを開発しており、中国の富裕層からの投資を受け入れています。

また、中国の資本規制や外国為替管理の厳格化を受けて、中国人富裕層が海外不動産市場に投資するニーズが高まっていることから、キャピタランドインベストメントは中国市場でのプレゼンスを維持し、海外不動産市場にアクセスする機会を提供することに力を入れています。</p

第4回 シンガポール・テクノロジーズ・エンジニアリングに投資する理由

シンガポール・テクノロジーズ・エンジニアリングは、シンガポールに拠点を置く、技術、防衛、エンジニアリングのグローバル会社です。

【事業内容】主に3つ。

①商業航空宇宙(CA)セグメントは、機体、エンジン、部品のメンテナンス、修理、オーバーホール、ナセル、複合床板、旅客機から貨物機への改造の受託開発(OEM)、航空資産の管理等を含みます。

②アーバンソリューション・サットコム(USS)セグメントは、スマートモビリティ、スマートユーティリティ及びインフラ、都市環境ソリューション及びサットコムに取り組んでいる。

③防衛・公共安全保障(DPS)セグメントは、防衛、公共安全・保安、重要情報インフラソリューション等に取り組む。アジア、欧州、中東、米国で事業を展開し、顧客は100カ国以上に及びます。

ではなぜ私がこの企業に注目するのかというと、人口増が見込まれるインドやアジアなどの都市開発を担っていることです。

シンガポールテクノロジーズエンジニアリングは、世界各地で展開しています。以下に、いくつかの例を挙げます。

  • インド:同社は、インドの主要都市であるムンバイやバンガロールで、スマートシティの構築に取り組んでいます。具体的には、交通インフラの改善や公共の場の安全性向上などを目的としたプロジェクトを展開しています。
  • ベトナム:同社は、ベトナムホーチミン市で、都市の持続可能性を高めるためのプロジェクトを進めています。具体的には、再生可能エネルギーの導入や廃棄物処理の改善などが含まれます。
  • フィリピン:同社は、フィリピンのマニラ市で、都市交通の改善に取り組んでいます。具体的には、高速道路やトンネルの建設、公共交通機関の導入などが含まれます。
  • サウジアラビア:同社は、サウジアラビアの主要都市であるリヤドやジッダで、都市交通の改善や自動車排出ガスの削減などのプロジェクトを展開しています。

経済発展が見込まれる国に展開をし売りあげをあげている。

業績

2023年2月発表の2022/12通期は、売上高が前期比17.4%増の90.35億SGD

防衛事業と都市化ソリューションの売り上げが好調に推移し今後も好調に推移していくと思われます。

第3回 ケッペル・コーポレーション

ケッペル・コーポレーションはシンガポールを拠点とする多角的企業で、海洋・エネルギー・インフラ・投資の4つの主要な事業セグメントを持っています。

最近でデータセンターの需要をとりいれて業績が好調になっています。

以下はそれぞれのセグメントの概要と利益が多い部門についての情報です。

  1. 海洋事業セグメント:このセグメントは、海洋機器、造船、海洋エンジニアリングおよび建設、海洋サービスを提供しています。利益が最も多いのは、海洋エンジニアリングおよび建設部門であり、オフショア油田プラットフォームやLNGタンカーなどの海洋施設の建設・修理・メンテナンスなどを手掛けています。
  2. エネルギー事業セグメント:このセグメントは、石油・ガス、リソースおよびインフラに関するサービスを提供しています。利益が最も多いのは、ガス・リソース部門であり、天然ガスの生産、処理、貯蔵、輸送、販売などを手掛けています。
  3. インフラ事業セグメント:このセグメントは、鉄道、道路、橋、トンネル、港湾、航空、都市開発などのインフラ関連サービスを提供しています。利益が最も多いのは、鉄道部門であり、鉄道の車両メンテナンス、修理、アップグレード、近代化などを手掛けています。
  4. 投資事業セグメント:このセグメントは、アセットマネジメント、投資管理、不動産開発、不動産投資などを手掛けています。利益が最も多いのは、アセットマネジメント部門であり、株式、債券、オルタナティブ投資などのアセットマネジメントを行っています。

ケッペル・コーポレーションは、海洋事業セグメントが最も大きなセグメントであり、また最も収益性が高い部門でもあります。ただし、他のセグメントも強力な利益を生み出しており、全体的には安定した収益性を維持しています。

第2回 アジア最大級、DBS銀行の魅力

シンガポール株投資をする際に抑えておきたい企業、DBS銀行を紹介します。

DBS銀行は、シンガポールを拠点とするグローバル金融機関であり、アジア太平洋地域で最大級の銀行の1つです。以下は、DBS銀行の主な特徴です。

  1. デジタルバンキングのリーダー:DBS銀行は、デジタルバンキングの先駆者であり、アジアで最も進んだデジタルバンキングエコシステムを提供しています。これにより、顧客はよりスムーズで便利な銀行取引を行うことができます。
  2. アジアでの強いプレゼンス:DBS銀行は、アジア地域に焦点を当てており、中国、香港、台湾、韓国、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムに拠点を持っています。
  3. 持続可能な金融:DBS銀行は、環境、社会、ガバナンスの面で取り組みを行い、持続可能な金融のリーダーとして認められています。

またインドの人口増の恩恵に際し、DBS銀行は、インド投資と密接に関連しています。DBS銀行は、2018年にインドの小規模銀行であるLakshmi Vilas Bankの株式の49%を取得し、インド市場に進出しました。また、DBS銀行は、インドの企業や個人顧客に対する金融サービスを提供するために、インドに支店を持っています。DBS銀行は、インドとアジア太平洋地域のビジネスに強い関心を持っており、両方の地域でビジネスチャンスを追求しています。

第1回 シンガポール株投資の魅力

初めましてシンガポール株投資マニアです。昨今、日本では米国株投資が流行っていますが、米国株ではなく、シンガポール株投資の魅力についてお話したいと思います。

魅力としては、以下のような点があります。

  1. 経済成長率が高い:シンガポールは国土が狭く、人口も比較的少ないため、国内の需要に加えて海外からの需要も高まりやすいことから、経済成長率が高い傾向にあります。
  2. 政治的安定性が高い:政府が安定しており、経済政策も安定しているため、投資家にとってのリスクが低いと言えます。
  3. 法的制度が整備されている:シンガポールは投資家保護のための法的制度が整備されており、企業の透明性も高いため、投資家にとって安心感があります。
  4. 多様な業種が存在する:シンガポールには金融、不動産、航空、観光、食品、医療など様々な業種の企業が存在しており、多様な投資先があります。
  5. アジア経済の中心地に位置する:シンガポールはアジア経済の中心地に位置しており、中国、インド、東南アジアなどの成長市場へのアクセスが容易です。
  6. 配当利回りが高い:シンガポールは、配当所得に課税する方式を採用していますが、最高税率は22%で、他の国に比べて比較的低いため、企業が配当を増やしやすくなっています。

などの理由があります。

これらのシンガポール株式を取り扱っているのがシンガポール取引所(SGX)です。

SGXは、シンガポールの主要な株式市場の一つで、シンガポール企業やグローバル企業の株式を取り扱っています。

SGXは、アジア経済圏の中心に位置し、経済成長が著しいアジア諸国に投資するための有力な投資先の一つとして注目されています。

SGXは、主に株式、債券、外国為替、商品、証券化商品などの取引が行われており、その中でも特に株式市場は活発で、シンガポールのみならず、アジアや世界中から多くの投資家が参加しています。

また、SGXは企業の株式上場に関する規制が厳格で、投資家保護のためのルールが整備されているため、投資家にとっては信頼性が高い市場として知られています。

さらに、SGXは取引時間が長く、日本時間で午前9時から深夜1時まで取引が可能です。また、SGXは、日本の証券取引所と比べて手数料が安く、取引手数料や株主優待などのメリットもあるため、日本の投資家にも人気があります。